侍と忍者に出会う

外国人の中には、日本に来ると侍と忍者に会えると思っている方もいらっしゃるのですが、公共の場で遭遇することは皆無です。
しかし、日本には忍者や侍が登場する時代劇がまだ根強く残っているため、幾つかの地域で侍や忍者と出会える場所があります。
その中の代表とも言えるのが「京都太秦映画村」です。
京都は日本伝統文化が色濃く残る地であり、外国人に一番人気の観光地となっています。
世界遺産に登録されている数々の歴史的建造物をはじめ、日本らしい伝統的な建物や風景が残っています。
そんな京都でも本物の侍や忍者はいませんが、京都太秦映画村なら出会うことができます。

京都太秦映画村の正式名称は「東映太秦映画村」です。
京都市右京区太秦東蜂ヶ岡町にある映画関連のテーマパークです。
元々東映という映画会社の撮影所なのですが、その一部を一般公開しているものです。
そのため、本物の時代劇の撮影を見学したり、建ち並ぶ時代劇の街並みや開催されているイベントを体験することができます。
この場所なら必ず侍や忍者に出会えるはずです。
侍や忍者を演じているのは俳優やアクション俳優です。
そのため本格的なアクションを目にすることができるので、自分がタイムスリップしたような感覚を味わうことができます。
また、自分自身が忍者になってお城を脱出するアトラクションや、現代ならではの3Dマッピングの映像による迫力ある忍者ショーを楽しむことができます。
そして何と言っても京都太秦映画村で一番人気となっているのが「変身体験」です。
忍者はもちろんのこと、侍、街娘、お姫様などに変身することができます。
特に外国人に人気となっているのがやはり忍者や戦国武将のようです。
変身したら、京都太秦映画村内をそのまま歩き回ることができ、また写真撮影もできるので良い想い出になること間違いありません。
侍や忍者に会うために日本に来た!という外国人観光客が必ず訪れる京都太秦映画村で、自分も忍者や侍になれるなんて夢のようではありませんか。
そんな京都太秦映画村は外国人から「日本のハリウッド」とも呼ばれているようです。

侍と言えば着物を着ていますが、京都には老舗の呉服屋がまだ数多く点在しています。
男性用の着物は女性用の着物と比べるとどこか影が薄いように感じますが、最近では幅広い世代から人気となっているのです。
もちろん外国人観光客にも人気であり、お土産として購入して行く方が多いそうです。
着物は日本の伝統文化ですが、最近ではファッションとしても選ばれています。
日本刀がなくても着物を着るだけで侍気分が味わえる、そんな日本の民族衣装「着物」を着て京都の街並みを歩くなんて素敵だと思います。