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法量 長さ69.7㎝ 反り1.7㎝ 穴1 元幅30.5㎝ 先幅20.5㎝ 元重0.78㎝
形状 鎬造、庵棟、身幅尋常、元先の幅差開き 中鋒
鍛 小板目つみ、大きく流れ柾を交え、地沸微塵に厚くつき、地景細かく冴える
刃紋
相伝行光を写した物と思われ、直刃調に切先から物打迄互の目交じり
沸匂厚くつき刃緑に喰違刃、二重刃、砂流しかかり明るく冴える
鋩子 浅くのたれ、掃きかけ風、やや沸崩れ状となる
茎 先栗尻、大筋違化粧鑢彫物 無し
説明
水心子正秀の高弟、師をしのぐ名匠。
出羽国山形の生まれで荘司箕兵衛といい、俗に大慶直胤と呼ばれ、
はじめは筑前大掾を受領、晩年は美濃介に転じました。
作刀期間は五十年にわたり、作風はまさに千差万別、相州伝、備前伝、
また相州伝にしても正宗風を打つかと思えば、広光、秋光風の作あり。
備前系にしても兼光風あり、一文字風ありと、その作刀技術の
幅の広さは驚嘆すべきものがあります。刃紋もさまざまです。
この作品は二十五歳頃の作品で行光を写した物と思われます。
安政四年七十九歳で没します。切銘は荘司筑前大掾藤直胤、美濃介直胤。
平成六年の特別保存証書は日刀保確認済みです。