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法量 長さ一尺一寸一分 反り 一分 穴 一
形状 平造、三棟、反り僅か、寸延短刀
鍛 小板目肌に小杢目交リ総じて無地風
刃紋 丁字主体に少し互の目交リ古一文字風、長足入る
鋩子 表裏のたれこみ共に少し掃き掛け小丸に深く返る
茎 栗尻に化粧筋違鑢に正守の刻印を押す、特徴ある鑢 無し
説明
父は細川主税佐正義です、安政五年75歳で没するまで、備前伝、相州伝、を
得意とし、水心子の門下直胤等と肩を並べる名工。忠義、正守は兄弟です。
父は新々刀上〃作その息子正守も中上作です、
細川一門の作品は鑢目太く鮮やかで正義創始の方法で特殊の鑢を
もつて一本ずつ刻んであり、更に月山貞一一門も此の手法です。
幕末には正義、正守親子の作品の人気は物凄く、偽物が続出、
現代残つているのは贋物の方が多いと言われています。ご注意を。